過去にあった出来事を振り返ってみたら、
自分自身のアップデートになったのでシェアします。
突然の告白
先日お会いしたある方が、
「体調が悪すぎて生きているのが辛い…」とおっしゃいました。
初対面の私に⁇
たしかyogaクラスに初めてきた生徒さんだったような記憶があります。
当時はなんではじめて会った私に突然そんな重いことを言うのか、顔には出しませんでしたがビックリしたのを覚えています。話をしたのは思いだせますが、私自身どういう対応したかは思い出せません。
今の私なら、しっかりと話を聞くことが出来ます。
初めて会った人だから、身近な人ではない第三者だから、あえて話したかったのかもしれません。
- 話をただ聞いて欲しいのであれば時間の許す限り話を聞く
- 話を聞いて状況を整理したほうが良さそうならばそうする
もちろん初めての方といえども信頼関係は大切です。
ご自分の内側をさらけ出すわけですから相手を尊重し真摯に向き合います。
そして、なによりも相手に寄り添うことを心掛けます。
問題を解決しよう、原因を突き止めよう、は重要ではありません。
私自身も彼女と同じような状態のときがありました。
どこに向かえばいいのかわらない行く場のない心の状況、誰かに聞いてもらいたかった…
そうです、彼女は当時の私だったのかもしれません。
教えることは学ばせてもらうこと
痛み・辛さ・悲しみ・喜び・幸せ・楽しさ etc
似たような経験やたとえ一緒に体験したとしても、感じ方・思い方は人それぞれです。
話を聞くことで察すること・想像することは出来ても、
痛みはその本人にしかわからないし、喜びもまた本人にしかわかりません。
逆にいえば、その人だけのものです。
当時の私のクラスには何故か様々な疾患の方が来られていました。
うつ病・パニック障害・拒食症・アルコール依存症 etc
休業中の方も多く、みなさん通院して薬も服用中です。
セラピーのクラスでもなければ普通のグループレッスンなのにです。
みなさん自らので意志で来られていました。
印象に残っている出来事
とても印象に残っている出来事があります。
うつ病で心を病んで休職している公務員の方、カルチャーセンターのヨガ教室の生徒さんでした。
鏡張りの教室でしたがあえて鏡を閉じた状態で常にレッスンをしていました。
私のレッスンほとんど目を閉じています、生徒さんには目を閉じるよう強要はしていませんがほとんどの方は目を閉じてヨガを行っています。うつ病のある彼女は目を閉じることが出来ません(心の病気がある方は目を閉じることが不安につながるので目を閉じれない)、いつも周りを気にしていました。
ある日のレッスンで鏡をオープンにしてレッスンをしました。
鏡はオープンでも彼女以外は目を閉じてヨガをしています、鏡を見て彼女は他の人が目を閉じていることに気付きました。私は目を開けていたので彼女と目が合い頷くと彼女も頷き目を閉じました。
その日のレッスンの終わりに彼女は興奮して私のところに来て、
「こんなに集中出来たのは初めてです、先生がヨガは自分のペースでいいって言っている意味がわかりました。本当に自分のペースでいいんですね!」と嬉しそうに話されました。
短い時間でしたが色々なことを話ました。
きっちりとしていて真面目な彼女はまわりの空気ばかり読んでいるうちに自分のペースを見失い心が病んでしまったと。ヨガに来るようになってから気持ちが前向きになり、自分が好きだったけど諦めた絵を描くことに挑戦すると言っていました。そして実際に絵を習いはじめ会社にも復帰して行きました。
彼女は自分で気付いて自分で自分を癒しました。
私たちは年齢や性別、仕事や環境、体力や癖etcが違うように
体も心もみんな違います。
毎日水を2ℓ飲める人もいれば飲めない人(飲まなくていい人₎もいます。
太りやすい体質の人もいれば、太りたくても太れない体質の人もいます。
杉花粉症の人もいれば、ブタクサに反応する人もいます。
風邪をひくと喉にくる人もいれば、熱が出る人もいます。
夏が得意な人がいれば、夏が苦手な人もいます。
「みんな違ってみんないい◎」なんです。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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