病気になってはじめて健康の有難さがわかるように、
普段あたりまえに思っていることが滞ったとき、
はじめて私たちはその有難さに気付きます。
当たり前に思っていたことって実は有難いことだった、と。
出たいのに出ない
ある朝突然(なにかが起きるときは必ず突然です!)
尿意をもよおしているにも関わらず出なくなってしまいました。
普通にトイレにいって初めて気付く違和感
「えっ????」
ただ座っていただけかと思い(そんなわけないやろ!)
腹圧をかけるも一向に気配なし。
でも、尿意はあって膀胱はパンパン。
お腹を押してみてもうんともすんとも…
夢なのか?寝ぼけているのか?と思っていったん布団に戻る。
パンパン状態のまま、とりあえずもう一度寝る。
わけがわからない!精神崩壊⁈
いったんは眠るものの、尿意があるので直ぐ目が覚める。
再びトイレへ、
まったく出る気配なし。。。
尿意を感じているということは、
膀胱に一定量溜まっている→脳に伝わる→脳がトイレへと指令を出す
という流れですよね。
これが出来ないっていうことは
脳に異常をきたしたのか? 精神が崩壊したのか?
トイレで頭の中が真っ白になる。
出ないと思うと出たくて仕方ない!!!
最終的にお腹をくの字に曲げて拳を作って腹圧をかけてみる
少しだけ出る。
この繰り返し。
やっと落ち着くも残尿感ありあり。
気持ちも落着き水を飲む。ふーっ
出先近くのドラッグストアで薬剤師さんに症状を伝えると
膀胱炎の薬を薦められる。
膀胱炎ねー、と私も納得。
水分を多く取ると時間とともに普通に排尿出来るように。
その後はまた、あたりまえに普通に戻る。
ただ1年に1回この状態になり
結局は子宮筋腫が見つかり
それがあたり尿閉という症状になっていると判明。
私の場合、子宮筋腫に見られる貧血の症状などはなく
たまに尿閉になるだけで経過観察。
出ないことの怖さを教えてくれた友人
若いころの友人に腎臓が弱い人がいて
浮腫んだり、排尿しずらいことの大変さを身近で見ていました。
その友人が排尿できないと水を飲まないことより
死期が早いことを教えてくれました。
水を飲まないと死んでしまうことは知っていましたが、
オシッコでないと死んじゃうんだよ、と。
私たちは何でも入れよう入れようとしますが、
先ずは出すことですね。
たとえば、息=呼吸も
吐いて吸うと書くように、先ず吐く。
吐けば勝手に吸えるわけですから。
あたりまえに思っていることは実は稀有なことで
稀有なことだからありがたいのではなく
あたりまえも稀有なことも全てありがたいことなのです。
最終的には
水腎症になって尿閉にもなってしまい救急車出動
コロナ下の時期だったので発熱があって大変でした。
水腎症は直ぐに治りましたが一生カテーテル生活だったかも
医師に言われギョッとしました。。。
尿閉になるとカテーテルを入れたまま数日過ごしたりしますが、
辛い。(自分でも入れられるように練習させられます)
想定外に水腎症になり大変な思いをしたことから
急遽子宮筋腫の手術をし筋腫を取り除きました。
尿閉になって初めて排尿できる有難さに感謝しました。
カラダってすごいです、
無駄な機能なんて一つもないんですから!
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