相談を受ける、現在の状況
コロナも落着きをみせ、海外旅行も自由に行けるように戻ってきましたね。
先日、同年代の方から海外にプチ留学してみたい♡と相談を受けました。
理由
- 子育てが終了
- 金銭的にも余裕がある
- 普通の旅行ではつまらない
- まだ体力はある
- 時間もある
目的
- 自分にチャレンジしてみたい
- 憧れのブリティッシュ英語を学びたい
- 英語を話して旅のはばを広げたい
- たくさんの交流をしてみたい
行きたい国・期間
- イギリス
- 滞在期間は2週間くらい
- 時期は未定
ざっくりとこんな感じでした。
彼女は好奇心旺盛だし、イギリス文化をこよなく愛しています。
言葉が出来れば選択のはばが広がります、余裕のある大人なだからこそ
良い機会になるのではないかと思っています。
私の経験
私はイギリスに留学したことはありませんが、27歳のときヨーロッパへ留学しました。
英語圏ではない国を選んだのは、言葉の通じない国に行きたかった、
誰も自分のことを知らないところ、とにかく日本から脱出したかった、が理由です。
病んでますね...
はじめての1人旅が留学というかたちになったので、
念のために当時通っていた学校の事務局を通じて現地の学校とホームステイ先をお願いしました。
私の語学力は最低限ギリギリ状態で、空港や駅での応対、買物が出来る程度。
実際ホームステイ先(40代夫婦)はまったく合わず、
家主(夫)に「お前の語学力はひどい」と言われる始末。
おまけに、市内地図に載っていないステイ先から学校まではめちゃくちゃ遠くて
バスを乗り継いでの通学。
海外あるあるですが、行と帰りでバス停もルートも違う
慣れるまで大変でした。
私のようにバス通学している人は一人もいないので(ほかの生徒は徒歩圏内)、
学校に抗議してステイ先を変えて欲しいと何度も頼んでも、
今は空いてないから無理と言われる始末。
結局、ステイ先にいたくなくて1か月契約の家を1週間で出ることに。
前払いしている家賃+食費はもちろん返却されなかったけれど、それぐらい嫌でした。
食費くらい返して貰いたかった!
ステイ先が合わないこと・学校が何も対応してくれないことで学校に対しても不信感
留学がはじまってから1週間で憂鬱になり
まったく楽しくなかったので、着いて早々1週間後にはギリシャに旅立ちました。
学校も1か月分前払いしているので、グループレッスンの残額をプライベートレッスンに切替て
旅行から帰ってから受けました。
エーゲ海の碧に癒されリフレッシュして戻ってから、
学校も実際に自分の目で見て選び直し(事務局に色々質問したり、出てくる生徒を出待ちしてインタビュー)、
不動産屋で物件を探し家を契約しました。
1人で家を借りられたこと、
つたなくても自分の意見をハッキリ言えるようになったことが転機となり
その後の滞在は充実したものになりました。
そして学校での机上の勉強はほどほどにして、とにかく外に出て色々やってみました。
日本に帰国し、今度は1年以上の準備をし翌年は大学に通いました。
前回の学びがあるので、手続きは自分ですべて行いました。
大人ならではの強みを活かす
そもそも、欧米では高校を卒業してギャップイヤーという制度があります。
私もヨーロッパ滞在中にこの言葉をはじめて知り、実際に他国に留学や旅行をしている若者とたくさん出会いました。
時期にもよりますが、6月以降はこういった方々が多く移動してきます。
特に、北欧の方たちは太陽を求めて南下して行く。
つまり、海外の語学学校は若い人だらけなのです。
クラス全員が10代とか。もちろん、大人な方もいますが少数です。
6月から9月くらいまでは、季節も良いですがクラスの人数も多く賑やかで、若いです。
これらを踏まえて、旅行業界・語学学校業界でもない
友人としての立場から、彼女への提案
- 高い時期でも過ごしやすい季節を選ぶ(行動範囲が広がります)
- 1日数時間程度のプライベートレッスンにする、毎日しなくても良い
- 語学以外にもやりたいことを探しておく
- キッチン付きの部屋を借りる
- ある程度の語学力を身に着けてから行く
- 手続きは代行にせず、自分で行う
お金にも時間にも余裕があるのが大人の強みです。
せっかくのプチ留学、勉強もほどほどに楽しむことが第一です。
いつもの旅行を生活にするために、
自分でスーパーや市場で買物をして料理をして、現地の生活を体験してみる。
これだけで暮らした経験になり、楽しくなるはずですから。
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